2016年4月2日土曜日

『王統明鏡史』に基づくチベット語文法書

2016年3月、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所より『古典チベット語文法:『王統明鏡史』(14世紀) に基づいて』という文法書を出版しました。

このサイトでは文法書の紹介,入手方法のご案内,正誤表などを掲載していきます。

古典チベット語文法:『王統明鏡史』(14世紀) に基づいて
星泉 著

 『古典チベット語文法』書影 (右)。
2003年刊行の『現代チベット語動詞辞典』も増刷されました (左)。

『古典チベット語文法』のページ。

◎内容紹介
文献に書かれたチベット語の文法の実像に迫る。14世紀の歴史物語文献『王統明鏡史』(原題 Rgyal rabs gsal ba'i me long,邦訳『チベット仏教王伝:ソンツェン・ガンポ物語』) のチベット語原文を徹底的に解剖し,分析した結果を体系的に記述した画期的な文法書。前半は単語の発音表記も付した。原文からの豊富な引用と詳細な解説つき。

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ISBN 978-4-86337-226-9
判型 A5判 xviii+295頁
刊行 2016年3月
発行 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
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※本書は非売品です。図書館や教育・学術機関,研究者の方へは送料大学負担にてお送りします。申込方法についてはこちらをご参照ください。また,研究者以外の個人でご希望の方への送付については準備ができしだいこちらで告知いたします。本書のPDF版は東京外国語大学学術成果コレクションから公開予定です。
※増刷された『現代チベット語動詞辞典 (ラサ方言)』も文法書同様,申込受付・PDF版公開いたします (電子版についてはこちらをご参照ください)。

◎目次

はじめに
略号一覧
第I部 発音と文字
 第1章 発音概説
 第2章 チベット文字概説と基本の文字
 第3章 音節構造と後置字
 第4章 結合文字
 第5章 前置字
 第6章 文字と発音に関する補足
 第7章 辞書の配列
第II部 文法序論
 第8章 チベット語の文の組み立て
第III部 語と句
 第9章 語と句の基本
 第10章 普通名詞
 第11章 人称名詞
 第12章 数詞
 第13章 形容詞
 第14章 指示詞
 第15章 疑問詞
 第16章 副詞と接続詞
 第17章 動詞
 第18章 助詞
 第19章 語の一部をなす形式,接辞
 第20章 敬語と謙譲語
第IV部 単文
 第21章 基本の構文
 第22章 格助詞の機能
 第23章 重要な構文:使役,対象焦点,比較
 第24章 テンス・アスペクト
 第25章 モダリティ
 第26章 疑問
 第27章 否定
 第28章 名詞句の構造
 第29章 提題と取り立て
第V部 複文
 第30章 補節
 第31章 名詞修飾節
 第32章 副詞節(1)
 第33章 副詞節(2)
 第34章 複文の周辺的な構文
付録 
 付録1 連声規則
 付録2 句読線と文頭記号
 付録3 ラテン文字転写方式
索引


◎関連書
『チベット仏教王伝:ソンツェン・ガンポ物語』(今枝由郎監訳,岩波文庫,2015年4月)
『現代チベット語動詞辞典 (ラサ方言)』(星泉著,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所,2003年3月初版刊行,2016年3月第3刷刊行)


本書は東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所で行われていたプロジェクト「言語の動態と多様性に関する国際研究ネットワークの新展開」(LingDy2) ほかの研究成果の一部です。




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